東日本大震災から10年。
2月13日に、宮城県を中心に東日本大震災を思い起こすような強い揺れを感じました。
この影響で地震から4日たった今も断水が続いている地域があります。
水はいのち。今回はその水について調べてみました。
まずは世界全体に目を向けてみようか。
どれくらいの割合でそれぞれ使われているかというと。
工業に2割、生活に1割、残りの7割が農産物を生産する為に使われているそうよ。
たしか、バーチャルウォーター(英: Virtual water)について、前にブログかいていたよね。
農産物・畜産物の生産につかった水の量と、農産物・畜産物の輸出入に伴って売買されていると仮定した考え方で、日本語では仮想水(かそうすい)って言ってたよね。
覚えてるよ!
畜産物は、温暖化ガスのメタンの発生にも大きく起因すると言われています。
使う飼料が穀物飼料の場合は、仮想水の量は非常に多くなるんだよね。
「非常に多くなる」と言われてもピンとこないな。
具体的に教えてくれないと、想像できないし、行動できないんだよねー。
牛肉は、ウシの成育期間が長いこと、飼料に穀物を多く使うことから、1kgあたり仮想水が多いといわれているんだって。
牛丼に例えると1杯の牛丼に水が風呂桶10杯分にあたる約2トンと算出されています。
そのほかにも、安いジーンズを1本作るのにどれくらいかかると思う?
最大1万1000リットルの水が使われているんだって。
100円程度のハンバーガーには2400リットル以上の水が必要だという試算もあるようよ。
1万1000リットルとか、2400リットルと説明されても、ぜんぜん頭に入ってこない!!!
小学校のプールで何杯とか言ってくれるといいんだけどなー。
仮に25mの長さ、8コース16m幅、深さを1.2mだとしたら、計算してみるね。
25m×16m×1.2m=480m3(立方メートル)!
1m3は1,000リットルなので、480m3=480,000リットルになります!
ってことは小学校のプール1杯で作れるのは、
安いジーンズなら47本くらい。
ハンバーガーなら200個。
思ったよりも水って使うんだね!!!
日本は食料自給率が低く、世界最大の農産物輸入国です。
それと同時に、食料輸入という形で大量の仮想水を輸入しているのです。
食料輸出の影には、仮想水を輸出していることが必ずあります。
そして食料を輸出している側の国は必ずしも水資源に余裕があるとは限りません。
こういうことも考えていかないといけないね。