グリーンリカバリーって知ってる?
アフターコロナ政策の一つです。
医療崩壊が心配な一方で、 自粛に伴う経済への影響も深刻です。
新型コロナウイルス感染症の流行で冷え切った世界経済の再起を図るのに際し、脱炭素社会など環境問題への取り組みも合わせて行おうとしています。
それでは、えしかるちゃんとほしかる君に解説してもらいましょう。
では、解説します!
グリーンリカバリーとは、もともと環境意識が高かったヨーロッパを中心に提唱されました。
1929年の世界恐慌からの回復を画したニューディール政策になぞらえて
「グリーンニューディール」と言われることもあります。
今年(2020年)は、地球温暖化や気候変動に関するパリ協定における温室効果ガス排出削減目標の見直し案を提出する初年度でした。
生物多様性条約締約国会議において採択された愛知ターゲットに続く次の目標が議論される予定もあったんだ。
そんな矢先、新型コロナウイルスの流行に伴う世界の各大都市でロックダウン!!!
皮肉にも、経済活動の抑制によって大気汚染が急激に改善された現実を目の当たりにしたよね。
その一方、日本では政府がGOTOキャンペーンを実施したり、地域の商店街を応援する割増商品券を独自に発行する事業が国内各地で実施されたりして、お金を使う機運が高まったりもしたよね。
その気持ち(お金を使う機運)を受けたのがグリーンリカバリーの考え方なのです。
「せっかくお金を使うなら、気候変動への実現のために予算を使おう」
2008年のリーマンショックの時期にも一時的にCO2の排出量が減りました。
でも、経済の回復とともに上昇に転じてしまいました。
IEAではこの事例を教訓として、グリーンリカバリーによってCO2排出量を抑えながら経済復興させることが大切だと提言しているのです!
せっかく経済復興のためにお金を使うなら、
気候変動への対応など
サステナブルな社会の実現のために予算を使おう
経済と緑の両輪が揃ってこそ持続可能な社会
環境と経済の両立です!
グリーンリカバリーとしてのグリーン購入(作る責任、使う責任、捨てる責任)、 ソーシャルリカバリーとしてエシカル(倫理的な)消費も大変重要なアクションです!
大きく変化することも大切だけど無理のないように末長く変化し続けることも大切です。
未来に迷惑をかけない社会をみんなで作っていこう。
詳しくは、環境省が進めている「COVID-19からの持続可能で回復力のある回復に関するオンラインプラットフォーム」のサイトをご覧ください。