SDGs採択から目標年まで残すところ7年と半ばを超えたました。
次世代への責任が問われています。
今回は、「プラネタリーバウンダリー」のもっとも重要なプロセス9つが、さらに3つのグループに分けられているというお話です。
あぶない、あぶない。
うっかり忘れるところだったよ。
「プラネタリーバウンダリー」ってなんだっけ。
「プラネタリーバウンダリー」は地球の限界を表すものです。
①人類が生存できる安全な活動領域
②その限界点を定義する概念
あとは地球の限界、あるいは惑星限界とも呼ばれたりもします。
言葉を理解したところで、もっとも重要なプロセス9つがさらに3つのグループに分かれているんだよね。
エシカルちゃん教えてよ。
まず一番目。
ある状態から別の状態に急激に移行すると地球全体に影響を与える地球的な閾値が明確に定義されたグループのことです。
気候変動、成層圏オゾン層の破壊、海洋酸性化が含まれます。
そして二番目は、「緩やかな限界値」とも呼ばれています。
地球システムのフィードバックを支えている緩やかに変化する地球環境にかかる変数にもとづくグループです。
土地利用の変化、淡水利用、生物多様性の損失、生物地球化学的循環(窒素とリンの循環)が含まれます。
これらは、限定された地域の限界値に関係していて、複数の組み合わせによって急激な変化が起こりうるものです。
そして三番目は、人類が作り出した脅威です。
大気エアロゾルの負荷化学物質、重金属や有機化学物質による生物圏の汚染が含まれます。
これらは多数のプロセスに関連しています。
参考:平成29年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書(概要)
9つのプロセスの中で、気候変動、生物多様性の損失、生物地球化学的循環は2009年時点で限界を超えたといわれています。
この9つのプロセスを踏まえたモノづくりが必要不可欠といえます。
2009年で限界をこえた?そうなの?
僕がかんがえているよりも地球は深刻な状態なのかもしれない!
我々消費者は、循環の中心で経済を動かします。
生態系を含めた人と地球全体の健康がその中心にあるのです。
このことを念頭において、忘れてしまわないようにしたいですね。