先日、知人が油絵を描いているということで拝見させてもらいました。
絵を見ていて僕が気になったのは 油絵具の素材のこと。
絵具といってもいろんな素材があるんですね。
ちょっと調べてみたら面白い!
水に溶けない顔料と、水に溶ける染料というのがあるんだって。
絵具の起源は古くて、泥を使ったり、木炭を使ったり、貝や卵の殻を砕いたりしていたそうよ。
そして油絵の起源は西暦650年ころと言われているようです。
その後時代がすすみ、油絵の技法として確率したのが15世紀頃だといわれているようです。
はじめはいわゆる天然素材だ。
でも色のバリエーションが難しいかもね。
いろんな色や、使いたい量を調達するのに苦労したのは想像できるわ。
そして今ほとんどの絵の具は、合成染料を油でこねて作られているんだって。
合成染料というのは、石油を材料にして作った「色のもと」のことをいいます。
天然素材から段階を経て、合成染料になって、石油が入っているんだ?!
想像もしなかったよ。
そのほかに染料と顔料という違いもあるわ。
染料は水や溶剤にとけるのに対して、顔料は水や溶剤にも溶けない性質があります。
近代産業の発達とともに、素材や混ぜ方とかいろいろ発達してきたのね。
今回は絵の具の成り立ちをみてみました。
合成にはどうしても環境や安全性に問題が出てきます。
昔からあるものを、昔からの調達で、昔からの方法で利用できるとしたら?
見直してみる余地がありそうです!