オープンリサイクル、クローズドリサイクル、セミクローズドリサイクル

「リサイクル」と言っても様々なリサイクルがあります。

言葉の意味を知る事によって、身近なモノがどのように再生されて、再利用されているのかを窺い知ることができます。

カスケード利用、オープンサイクル、クローズドリサイクル、セミクローズドリサイクルこれらの言葉の意味を解説していきます。

カスケード利用

資源やエネルギーを利用すると品質が下がり、それを上手に利用していくことが出来ます。

たとえばエネルギーの場合、石油やガスなどを燃焼させたエネルギーで発電します。

その排熱を冷暖房に利用します。

さらにその排熱で給湯するなどのことをカスケード利用と言います。

オープンサイクルとクローズドリサイクル

その下がった品質レベルに応じて何度も利用するカスケード利用のことをオープンリサイクルと言います。

これに対し、品質を下げずに再生する本来のリサイクルをクローズドリサイクルと言います。

ガラス瓶のカレット(粉砕して球状の粒にしたもの)を再びガラス瓶にすることや、使用済みのアルミニウム缶のアルミニウムをふたたびアルミニウム缶に戻すこと。

これらは、クローズドリサイクルにあたります。

カレットとはガラスびんを粉砕して球状の粒にしたもの
カレットとはガラスびんを粉砕して球状の粒にしたもの

セミクローズドリサイクル

品質の低下をバージン材などを混ぜて補てんし、同レベルに再生するリサイクル(たとえば新聞紙や段ボール)をセミクローズドリサイクルと言います。

言葉を知らないと、耳にしてもスルーしてしまいがち。

意味もしっているとどこかで耳にしたときに「あ!あのとき聞いた」と思い出すことができます。

知らない言葉だから関係ない、ではなく、意味も知って行動に移そうね!