使い捨てマスクのポイ捨てが環境汚染を一気に激化させている

世界的に感染拡大を続ける新型コロナウィルス感染症。

2021年1月14日現在すでに世界で9,230慢人の方が感染し198万人の方がなくなっているそうです。

新型コロナ感染拡大防止にはマスクが有効です。

残念ながら半年前の予想通り、使い捨てマスクのポイ捨てが環境汚染を一気に激化させているそう。

最近よく耳にする「不織布マスク」

これ以外は入店を認めないというお店まで出てきたようです。

不織布って何で出来ているの?

不織布の定義は日本ではISOで定められています。

ちなみにアメリカではASTMなど、各国様々です。

「繊維状構造物で接着剤や科学的に機械的に繊維を絡ませたり、くっつけたシートやバット状のもの」をさし、紙やフィルムは不織布とは違うんだよ。 

いろんな素材のマスクがあるけど、不織布の使い捨てマスクが一番多いね。

不織布と言ってもいくつか種類があるんでしょ?

ティーパックとか茶越し用のは薄いし。

マスクに適しているタイプってあるのかな。

飛沫のように目に見えない小さなものをシャットダウン(シャットアウト)するためには、格子状に重ねたものや濾してできた不織布では対応が難しいんだって。

そこでマスクには、繊維間の隙間がほとんどないメルトブロー不織布が適しているということです!

パッケージにBFEやPFE、ここ最近ではVFEが何%って書かれているようです。

お手元のマスク!是非チェックして読み進めてください。

この数値はこのメルトブロー不織布でできたフィルターの数値になっています。

例えばPFE99%は0.0001センチメートルの疑似ウイルスを99%カットしちゃうということだそうです。

不織布と書かれていれば安心というわけではないのでご用心!

マスクは細菌やウイルスを完全に防ぐものではありませんが、細菌やウィルスによる感染を広げないという目的では一定の効果があります。

今回は、この3つの表記についてお知らせします。

不織布の種類と得意分野について

PFEとは Particle Filtration Efficiency

 「微粒子ろ過効率」のことで、約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの粒子をどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。

インフルエンザウイルス、ウイルス単体(飛沫核)、結核菌ウイルスなどが対象となります。

「PFE99%」という表記であれば、約0.1㎛サイズの粒子を99%ろ過するということになります。

(試験粒子はポリスチレン粒子(約0.1㎛))

BFEとは Bacterial Filtration Efficiency

「バクテリア(細菌)ろ過効率」のことで約3㎛の細菌を含む粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。

花粉や咳・くしゃみに伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。

「BFE99%」という表記であれば、約3μmの細菌を含む粒子を99%ろ過するということになります。

(試験粒子は 黄色ブドウ球菌の懸濁液(けんだくえき)(約3㎛))

VFEとは Viral Filtration Efficiency

「ウイルスろ過効率」のことで約0.1㎛~5.0㎛のウイルスが含まれた粒子がどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。

インフルエンザウイルス、咳・くしゃみを伴う水分を含んだウイルスの飛沫(ひまつ)などが対象となります。

「VFE99%」という表記であれば、約0.1μm~5.0μmのウイルスが含まれた粒子を99%ろ過するということになります。

(試験粒子はバクテリアオファージ(約1.7㎛)) 

※1㎛(マイクロメートル)=1mmの1000分の1の長さ(大きさ)

朝日衛生材料株式会社のサイトを参考にしました。

例えばインフルエンザウイルスの予防にはVFEやPFEの数値がより高いものを。

花粉の予防にはBFEの数値がより高いものを使用すると良いということです。

ゴミはゴミ箱へ!ひとりひとりの行動でストップ「ポイ捨て」

ポイ捨ては未来まで影響を及ぼす重大な犯罪です。

未来のことを考えて過ごそうね。