海ちゃんは、J-クレジット東北地域推進協議会(事務局:東北経済産業局)の事務局長で座長をしています。
2024年2月22日に「東北地域カーボン・オフセットグランプリ」の優秀事例に選ばれた3団体1企業を表彰しました。
ではまず、J-クレジット東北地域推進協議会の目的を説明します。
1.東北地域におけるカーボン・オフセットの普及や理解促進を図る
2.地球温暖化対策から波及する社会貢献を奨励し、脱炭素社会の実現に資する
これらを目的として、東北産のクレジットを活用したカーボン・オフセットの事例を毎年募集しています。
さっそく、今年度のオフセット事例を紹介します!
【東北地域カーボン・オフセット部門】
1.あきたエコフェス実行委員会
<あきたエコフェス~ゼロカーボンと3R で変わる未来~のカーボン・オフセット>
イベント開催の際に発生する出演者・出展者の移動に伴う燃料消費についてカーボン・フセットを実施しました。
クレジット購入によって、秋田県内の森林保全に貢献しています。
今回はJ-VER「秋田県三種町有林森林CO₂吸収J-VER事業~じゅんさい栽培の水源と里山を守るプロジェクト~」を購入し、オフセットに活用しました。
<あきたエコフェスについて>
あきたエコフェス実行委員会(行政・民間団体・学校及びNPO法人で構成)が開催する県内最大規模の環境イベントです。
第21回開催実績
開催日時:令和5年9月2日(土)~3日(日)
開催場所:秋田駅前アゴラ広場・駅前大屋根通り周辺
来場者数:27,000人(2日間計)
開催内容:https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/68663(美の国あきたネット)
2. リーズン×YTO 実行委員会
<高田由香ゼロカーボンワンマンライブ『第 7 回高田サミット』>
第7 回高田サミットの開催にあたって、ウェブチケットの導入、チラシの電子化など可能な限りの脱炭素化を心がけました。
それでも排出してしまう会場の電気、燃料、水道、関係者の移動、宿泊、お客様の移動燃料使用に伴うCO2 排出量を算定(見える化)し、予めカーボン・オフセットすることで、実質”ゼロカーボンライブ”を実現しました。
<高田由香ゼロカーボンワンマンライブ『第 7 回高田サミット』について>
主催: YTO実行委員会×リーズン
開催実績
開催日時:秋田公演 2023/11/5、東京公演 2023/11/11
秋田会場排出量: 電気10.82 / ガス0.43 / 水道0.004 / 紙使用11.40 / お客様移動200名528.0
関係者移動宿泊5名610 / 合計1,160.6(kg-CO2)
東京会場排出量: 電気7.29 / ガス0 / 水道0.01 / 紙使用1.14 / お客様移動50名940
関係者移動宿泊4名20 / 合計122.44(kg-CO2)
CO2排出量 : 1,283kg-CO2
カーボンクレジット使用: 1,630kg-CO2
収支: -347kg-CO2
開催内容:https://japancredit.go.jp/cp/111/(J-クレジット制度ウェブサイト)
続いて、【東北支援カーボン・オフセット賞】
1.株式会社サンコー
<生産設備であるデジタル印刷機の CO2 削減にて、カーボンオフセット取組みを実施 >
印刷機入替検討において、コニカミノルタ社のカーボンオフセットサービスを活用しオフセットを実施しました。
詳しくは株式会社サンコーのサイトをご覧ください。
2.NPO法人美容週間振興協議会/全国美容週間実行委員会
<美容週間コンテスト&SDGsセミナーのカーボン・オフセット >
2023年8月に開催した「THE BEAUTY WEEK AWARD 2023」において、会場の使用電力(ドライヤー使用含む)と参加者300名(1人当たり5kg-CO2とした1500kg-CO2)のCO2を見える化しJ-クレジット活用を実施しました。
会場使用電力の再エネ化を実現しました。
詳しくはNPO法人美容週間振興協議会のサイトをご覧ください。
クレジットの方法論は、省エネルギー・再生可能エネルギー・工業プロセス・農業・廃棄物・森林など様々です。
このクレジットを活用し温暖化対策から波及する複合的な社会貢献による脱炭素社会の実現に、みんなで取り組んでいきましょう!