
ペットボトルは,キャップとラベルを外して軽く水洗いしてリサイクル。
そんなことは 常識で、今やポイントまでもらえるようになりました。
ペットボトルの回収率、リサイクル率、リサイクル方法について考えてみましょう。

日本のペットボトルリサイクル率は88.5%だそうです。
一方、世界に目を向けてみると、欧州のリサイクル率は39.6%(2019年度)。
米国にいたっては18.0%(2020年度)と日本と比べると半分以下です。
この差は回収率によるもので、日本ではわたしたち消費者が分別しているからこそ、高い回収率を維持しているのです。


日本の回収率は96.7%(2020年度)と世界トップクラスを誇っています!!!
欧州は57.5%(2019年度)、米国は26.6%(2020年度)の現実を知ると、日本の回収する仕組みって素晴らしい。

いっぽ踏み込んでリサイクルの内訳について調べてみました👀
推進協議会は2030年度までに「ボトルtoボトル」の比率を50%となるよう目標を掲げています。
販売量に対してボトル to ボトルリサイクルされた割合は15.7%。
多くがリサイクル頻度の少ない「カスケードリサイクル」に流れているそうです。

カスケードリサイクルって知ってるよ。
「カスケード」は、滝のように段階的に品質を下げながらリサイクルしていくことに由来します。
何度も再生することができる高度な循環型リサイクル方法「水平リサイクル」に比べると、それでいいのかな?とも思ってる。

カスケードリサイクルでできるものは、食品トレイ、食品トレイのシート、卵のパック、食品用中仕切り(カップ麺のトレイ、中仕切り)、防草シート、下敷きなどがあります。
ペットボトルで再商品化されたもののうち40.7%が、これらシート類に生まれ変わっているんだって。

繊維、服、靴、ワークウェア、白衣、アウター、ネクタイ、肌着、バッグ、靴などもあります。
ペットボトルから再商品化されたもののうち、16.5%が繊維製品になっているそうです。


包装フィルム、食品用パウチ、粘着ラベル、日用品用パウチ、ラミネート包材。
まだまだあります。
成形品、台所用洗剤ボトル、セロテープ、定規、空き容器リサイクルボックスなど。
リサイクルした結果、どのように活かされているのかを知ることはとても大事です。
だけど「ペットボトルを利用することが最善なのか?」と日々の行動を疑うことがとても重要だと思います。