アメリカ出身のアメリカザリガニ。生態系の乱れに関係ある?ない?

小さい頃にザリガニ取りをして遊んだ経験のある人、いるかな?

日本に生息するザリガニのほとんどは外来種のアメリカザリガニです。

アメリカザリガニは全国各地に分布を広げ日本の生態系を乱しています。

小さい頃にザリガニ取りしたことあるよ!

アメリカザリガニだったのか、ニホンザリガニだったのか覚えてないよ。

生態系を乱しているっていうけど、田んぼとかけっこうどこにでも居たよ!

環境省のホームページにアメリカザリガニは「緊急対策外来種」と書いてあるわ。

ポイ捨てが多くて、本来住んでいる生物の生活の場を奪ったり、食べたりして希少な生き物を減らしているんだって。

ええっ!本当だ。

「そこらへんに捨てちゃダメだぞ!」って書いてある。

アメリカザリガニは、1927年にウシガエルの餌用として鎌倉食用蛙養殖場(現:岩瀬下関防災公園)に20匹持ち込まれたのが一番最初です。

そのあと養殖池から逃げ出してしまって、1960年頃には九州まで分布域を広げました。

ちなみにウシガエルも養殖池から逃げ出したりして、全国各地に分布を広げ日本の生態系を乱しているのです。

うわぁ〜!!!日本唯一の在来種がニホンザリガニなんだね。

しかも、日本ザリガニの生息地は北海道と東北北部。

ということは、捕まえていたのは全部アメリカザリガニだった可能性がある!!

気が付かないところで、私たちが生態系を壊す行動をしているかもしれないってことね。

以前タイ王国の高校生と日本の学生が、おコメの食べ比べで交流するアイデアがありました。

送ろうと思ってイザ調べてみると、 輸出禁止品目になっているのがわかって取りやめしたことがありました。

サスティナブルについて考えていく場合、種や遺伝子についても畏敬の念を持つことが大切だと言われています。

遺伝子組み換え作物など我々の身近なところに影をおとしている遺伝子操作、生物多様性とひとくくりにしないで、みなで真剣に多様性について考えてみましょうね!