ハンノキが燃料に!地域の木材を使おう

今回は成長の早いハンノキを燃料にする時の話をするよ。

ハンノキは北海道から九州北部までの広い範囲に分布するカバノキ科の落葉高木。

 水守の郷の周辺にはハンノキが生い茂っていて、森の整備のあとは燃料に最適! 

とは言っても、燃料として利用する前に事前の準備が大切!

春になる前に伐採しておいて、「葉がらし」をしておきます。 

「葉枯らし」というのは、自然乾燥のことだね。

時間をかけてゆっくりと乾燥させることで色、つやや香りが増す効果もあるんだよ。

収縮が少ない安定した木材になるし、水分が抜けて程よく乾燥されるからとても大事な工程です。 

「葉枯し」が終わったら、その次は太さで分別します。

細いものから順に点火用に利用していくから、ここでの作業も大事ね。

長さを揃えておくと保管しやすいよ。

作業効率も考慮すると、太さ、長さで揃えていくのがいいんだ。

火をつけた時にすこしづつ太めの枝に変えていくのが火力調整のコツ。

だからやっぱりここでの作業も重要なんだってさ。

そして、海ちゃんがよく利用するのが、使用済みの割り箸。

お店で使い終わった割り箸も、捨てずにとってあります。

焚き付けや火力を上げるときに役に立つんだって!

ピザを入れたら細い枝を窯に投入し火力を上げます!

海ちゃんの作るピザ美味しそう!

七ヶ宿にあるお店に行って本物の窯焼きピザ食べなきゃ〜♪

初めは細い枝を利用して最後は「オキ」になるような太めの枝で火持ちさせます。

オキとは、薪などが燃えて炭火のようになったものを指します。

丸太ばかりに頼らずに伐採した木材のすべて使ってこそのバイオマス(生物由来の資源)!

燃料も地域の木材を有効に利用していこう。